今回の記事では2024年から始まる新しいNISAに向けて、私がこれまでに利用した証券会社の中から現在も利用している証券会社に絞って、比較・紹介していきたいと思います。
仮に証券会社を変えたくなった場合に、新しいNISAでは証券会社の変更も可能ですが、手続きも手間ですよね。
始めの証券会社選びは各社のメリット・デメリットを踏まえて自分の利用目的に沿って効率的に運用できる会社を選びたいところです。
各社ともに良いサービスを提供してくださっているので、一概にどの証券会社が良いとは言いきれませんが、各々の投資目的に沿った証券会社選びが必要かと思いました。
私もいろいろ悩んで、考え抜いて、今回、新しいNISAの証券会社を決めましたので、各社のメリット比較なども踏まえて、どのようにして選んだのかを解説していきたいと思います。
証券会社比較
【総合的に優れた万人向けの証券会社】SBI証券
私がつみたて投資枠で投資を予定しているS&P500に連動する投資信託は、多くの証券会社で取り扱っているので、ほとんどの会社で問題なく積立られます。
ただ、SBI証券のメリットは次のようなところだと思います。
- 日本株についても、単元未満株の購入が売買手数料0円で出来るので、小さな金額から個別株の取引に挑戦出来る
- 積立FXで同時に必要なドルをコツコツ積立てて為替リスクを分散できる機能がある
- クレジットカードでの毎月の積立額に対して、最大1%(最大6000円分)のポイント還元が得られる
- 投資信託の保有額に対してもポイントが還元される(投信マイレージサービス)
引用)SBI証券HPより総合的に優れており、万人向けの証券会社といった印象を持ちました。
【個別株取引の機能に強み】マネックス証券
続いては、ネット証券口座数第3位のマネックス証券です。
マネックス証券のメリットは次のようなところだと思います。
- 単元未満株(ワン株)の購入手数料が無料、売却手数料が0.55%(最低52円)など、SBI証券に近いメリットがある
- 新NISA口座の場合、売却手数料も実質無料
- クレジットカードでの毎月の積立額に対して、1.1%(最大6600円分)のポイント還元が得られる
- 投資信託の保有額に対して、ポイントが還元される(投信保有ポイント)
SBI証券と比べて、若干手数料が高くなる可能性がある程度かと思います。
私がこの証券会社へ変更しようか悩んだ大きな点は、手数料以外の部分にあり、次の3つです。
- マネックス証券のアプリ『ferci』での単元未満株の取引画面がとても見やすいこと!
- 個別株の取引では、『銘柄スカウター』で企業の決算状況の分析ができる機能が優れていること
- 米国株取引において『TradeStation』というアプリが大変優れており、トレールストップなど、他社にない独自機能が充実している
個別株取引で優れた機能を取り揃えているため、個別株の取引を頻繁にされる方には良い選択かと思いました。
特に銘柄スカウターは優秀な機能なので、仮にマネックス証券でNISAを利用しなくとも、業績チェックなどに私にとっては欠かせない機能になっています。
【個別株のリスク分散なら】SMBC日興証券
最後まで悩みましたが、結論としてはSMBC日興証券での新NISA取引が良いなと思いました。
他の大手ネット証券と比べて手数料などにおいては、次の点で劣るとは思います。
- 投資信託の保有額に対してポイント還元がない
- 投資信託のクレカ積立ができない(ただし、毎月の購入金額に対して1万円で3ポイントのdポイント還元があります)、など
他の証券会社の方が優れているのに、なぜわざわざ紹介するのかと思われるかと思います。
それでも、SMBC日興証券が良いと思ったのは、別記事で紹介した『キンカブ』機能が優秀だからです!
今年の自分の投資成績から、毎月たんたんと積み上げていった高配当株は含み益も配当金も着実に伸びていきましたが、タイミングを狙った個別株投資では大きな損失を出してしまいました(´;ω;`)
これだけ好調な相場でマイナスとは…自分には相場のタイミングを読むほどのセンスがないことに気づきました(笑)
ですので、多少手数料が高くとも、リスクを分散して着実に資産を増やしていけるだろう機能に優れているSMBC日興証券が向いていると思いました。
その他の証券会社
【総合力+操作性】楽天証券
楽天証券さんは口座数ネット証券第2位の会社です。
こちらもSBI証券さん同様に優れたサービスを提供してくださる会社です。
投信のクレカ積立でポイント還元がありますが、SBI証券さんと比べると、1%のポイント還元を受けるためにはのハードルは少し高いと思いました。
単元未満株の買付手数料が無料なども優れたサービスです。
画面が見やすいので、取引がスムーズに行えるなどのメリットがあり、投資を始めたばかりの方には感覚的に取引しやすいと思います。
【特徴的で厳選されたファンド】TSUMIKI証券
特徴的で魅力的なファンドを厳選し、取り揃えた証券会社です。
取引画面がポップであったり、積立金額と含み益が見やすいなど、初心者でも楽しんで投資できるステキな証券会社です。
ただ、ファンドが限られてしまうことと、手数料が高めのアクティブファンドであるため、ご自分の買いたい取扱い銘柄があるかはご注意ください。
TSUMIKI証券の解説にはエポスカードの発行が必要になります。
【スマホ証券の先駆け】PayPay証券
個別株にも金額単位で投資できる証券会社です。
元々ワンタップバイというサービスでしたが、ソフトバンク傘下になり、paypay証券に名称が変更されました。
少ない金額から気軽にスマホで投資できるサービスのパイオニア的存在で、初心者にも投資を身近にしてくれました。
取扱い銘柄が有名な企業に厳選されているところが、良いところでもあり、物足りない部分でもあります。
私はNISA口座ではありませんが、資産が増えていくのが目に見えてわかるため、元本追加せずに運用して楽しんでいます♫
まとめ
各社ともに新しいNISAに向けて、サービスの拡充などされてきており、投資環境は一段と整ってきました。
私が証券会社選びにおいて重視しているのは、次の順番です。
- 投資の機能
- 手数料
- ポイント還元(オマケ)
以前はポイント還元率や手数料の安さを重視していたのですが、個別株取引で大きな損失を出してからは、より利益を出しやすい機能を備えている証券会社を活用しようと、考えが変わりました。
今回の記事が、まだ、新しいNISAの証券会社が決まっていない方にとって、NISA口座選びの参考になりましたら、幸いです。
本記事は私の経験を述べたものであり、投資推奨ではございませんが、私の経験が何かしら参考になれば幸いです。投資判断はご自身の判断で行ってくださいね。