「インデックス投資だけで本当にFIREできるのか……?」 「もっとリターンを出したいけど、どんな方法があるんだろう……?」
そんな不安やモヤモヤを感じたことはありませんか? 私自身、かつてまったく同じ悩みを抱えていました。
この記事では、投資歴7年の私が、何度も失敗しながらたどり着いた “納得感と再現性”を重視した投資スタイルについて、リアルに語ります。
今の投資に不安がある方、FIREに向けて加速したい方にとって、 きっとヒントになる内容になっているはずです。
「文字だけじゃちょっと分かりづらいな…」という方へ。
音声で解説しました!
通勤中や作業しながらでも聞けるので、よかったら下のプレーヤーから再生してみてくださいね🎧
私の現在の投資スタイル|全体像と目的
まず、私の現在の資産配分は以下の通りです
- 株式:70%(米国ETF、日本高配当株など)
- J-REIT:10%
- 現金:20%
投資スタンスは、次の4つを組み合わせています
- 米国インデックス投資(長期)
- 日本高配当株投資(中長期トレード)
- レバレッジETF投資(ハイレバレッジ戦略含む)(短中期トレード)
- J-REIT(J-リート)投資(中長期・配当重視)
売却益は基本的に再投資。配当金は生活費の一部として使用しています。 目的はただひとつ、「FIRE=経済的自由」の達成です。 そのために、年利10%以上を狙える、再現性の高い戦略を追求してきました。
投資を始めたきっかけ|ブログから始まった小さな一歩
私が投資を始めたのは2019年。 きっかけは、ある個人投資ブログとの出会いでした。
そこには「米国インデックス投資は誰でも成功しやすい」とあり、 過去の実績にも裏付けられていて、「これなら自分にもできるかも」と感じたのを覚えています。
当時は投資のことなど何も分からず、 「少しずつ積立てれば将来安心できるかもしれない」 そんな淡い期待からのスタートでした。
しかし、その後の道のりは決して平坦ではありませんでした。
初めての失敗|インフラファンドの大暴落と向き合う
2020年、私は「配当金で生活費を賄いたい」と考え、 J-REITとインフラファンドに手を出しました。
特にインフラファンドは、当時利回り7%前後。 「これは安定収入だ!」と、何の疑いもなく投資額を増やしていきました。
しかし、ある時期から株価が下がり続け、気づけば半値以下に……。 「なぜ?」と思ってIRを見てみると、なんと分配金が大幅に減っていたのです。
私はその時、初めて気づきました。
“高配当”の裏には”高リスク”がある。理解していない投資は怖い。
大きな損失は、「このまま下落が止まらないんじゃないか」と胸の奥がじわじわと冷えていくような、不気味な不安に包まれるものでした。画面に映る真っ赤なチャートを前に、何度もスマホを開いて株価を確認しては閉じ、また開く——その繰り返しでした。売るべきか、待つべきか、頭ではわかっているようで判断がつかず、ただ時間だけが過ぎていく。そんな、もどかしくて重たい時間は、今でも鮮明に覚えています。 でもこの経験が、私の中で「勉強して投資する」という姿勢を植え付けてくれたのです。
成功体験|米国インデックス投資がくれた安心感
一方で、同時期に続けていた米国インデックス投資は、 株価の下落も経験しながらも、トータルでは2倍以上の資産成長を実現。
長期でコツコツ積み立てる。 焦らず、恐れず、相場と向き合う。
このスタイルは私にとって、精神的な“アンカー”のような存在になりました。 「インデックスは裏切らない」。そんな確信すら持つようになったのです。
成長株への挑戦と撤退|期待と現実のギャップ
その後、「もっと高いリターンがほしい」という気持ちから、 日本の成長株にもチャレンジしました。
話題の10倍株を狙ったり、小型株をスクリーニングしたり……。 夢中で銘柄研究に時間を費やし、チャートとにらめっけこ
しかし現実は厳しく、
- 上がる前に売ってしまう
- 期待した銘柄がまったく動かない
- 勢いで買った株が大損する
そんなことばかり。 「センスないな、自分……」と自己嫌悪する日々もありました。
そして私は気づいたのです。
“値上がり益だけに頼る投資は、メンタルが削られる。”
この経験から、私はより“仕組み化”できる投資スタイルを模索し始めました。
そしてたどり着いたのが「回転売買戦略」
「高値で買って、安値で売ってしまった」――そんな苦い経験を何度も繰り返すうちに、胸の奥に小さな疑問が芽生えました。
“なぜ、自分はいつもタイミングを間違えてしまうのか?”
感情に振り回され、焦りや不安で冷静な判断ができなくなっている自分に気づき、何度も自己嫌悪に陥りました。
しかし、そんなときにふと閃いたのです。
“じゃあ、逆をやればいいんじゃないか?”
つまり、株価が下がったときに買い増し、上がったときに売る。
これは単純だけれど、最も理にかなった戦略かもしれない――。
この思考の転換が、私の投資スタイルを根本から変え、再現性のある戦略を生み出す第一歩になりました。
そうして辿り着いたのが、“回転売買戦略”です。
ポイントは以下の通りです
- 株価が下がれば下がるほど、買い増しの株数を増やす
- あらかじめルールを作って、感情に左右されず機械的に動く
- 上昇したら一定のタイミングで売却し、次の下落に備える
まさに「安く買って、高く売る」を徹底的に仕組みにした戦略です。
私の“回転売買”の実践内容
■ J-REIT編
対象:東証REIT指数に連動するETFや、分配金利回りが高く安定した個別銘柄
REITは値動きが比較的穏やかで、分配金収入を主目的とする中長期投資に適しています。 私の場合、東証REIT指数が1700ポイントを下回ったときに段階的に買い増しを行うことで、 年利5%〜6%程度の安定的なキャッシュフローを確保しつつ、下落リスクを抑えた運用を実現しています。 また、株式市場と異なる値動きをするため、ポートフォリオ全体のリスク分散にも役立っています。
■ レバレッジETF編(ハイレバレッジ戦略)
対象:SPXL(S&P500 3倍)、SOXL(半導体3倍)、TECL(テクノロジー3倍)、日経平均レバETF(1570)、NEXT NOTES インドNifty・ダブル・ブル ETN(2046)
これらはボラティリティが高い反面、上昇局面では強烈なパフォーマンスが期待できます。 私は「前回高値からの下落率」に応じた買い増しルールを定め、 10%、20%、30%、40%……と段階的に買い増すようにしています。
2025年4月、トランプ前大統領の発言により株式市場が急落した際、 このルール通りに淡々と買い増しを実行。 結果、SOXLやTECLなどの一部銘柄で60%を超える確定利益を出すことができました。
■ 日本高配当株編
対象:EPS成長・増配継続・過去比で高利回りな銘柄
高配当株でも“割安”なタイミングを見極めて買い、 株価回復で売却する。 この繰り返しで、年利4%程度の配当をもらいつつキャピタルゲインも狙える運用が実現できます。
再現性と納得感が、私の投資を変えた
この戦略に行き着いてから、私は投資が「不安」ではなく「味方」になりました。
- 感情に振り回されない
- ルール通りに淡々と動ける
- 利益が出たらきちんと確保できる
そしてなにより、
「このやり方なら、誰にでも真似できる」 という自信が持てるようになったのです。
もちろんリスクもあります。 レバレッジETFは特に「下がり続けるリスク」も高い。 でも、それを“戦略”として制御できる方法があるだけで、投資への向き合い方は大きく変わると思います。
まとめ|投資スタイルは「試行錯誤」して見つけるもの
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
私の投資スタイルは、数えきれないほどの失敗と学びの積み重ねです。 最初は米国ETFの積立から始まり、 高配当投資、インフラファンドの失敗、成長株の撤退……。 そして今、ようやく「納得できる自分の投資ルール」にたどり着きました。
これが正解とは限りません。 でも私はこのスタイルに、再現性・納得感・成果のすべてを感じています。
投資に悩んでいる方へ── あなたの投資スタイルも、きっと「あなた自身の経験」から生まれます。 少しずつ、自分に合った投資法を見つけていきましょう。
📘筆者プロフィール
カイ|経済的自由を目指す投資ブロガー
2019年から投資を開始。米国ETF、日本高配当株、J-REIT、レバレッジETFなどを組み合わせて、FIRE(経済的自由)を目指す。再現性と納得感を重視した投資戦略をブログで発信中。
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米国ETFを中心に投資しているのがマネックス証券です。
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