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【下落相場での買い増し術】投資信託の活用方法

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株式市場の相場は上げ・下げを繰り返しますので、出来れば安い時に買って、高い時に売りたいものです。

ただ、実際には自分がその場面に直面した時には、下落がいつまで続くのか怖くて追加投資できないことや、株価の上昇が好調な時にはまだ上昇するかも…と思って慌てて買った直後に下落してしまうようなことが何度かあり、理論上取るべき行動と実際の自分の行動が異なることがありました(´;ω;`)

株式相場は、リーマンショックやコロナショックなど、プロの方でも予測できないような世界に影響を与えるネガティブな変化を受けて、一気に大きく下がってしまいます

本来は、S&P500に連動するような優良な投資信託であれば、過去に長期的スパンでは上昇を繰り返してきたため、タイミングを考えずに淡々と積み立てていく事が長期投資家にとっての王道のひとつの方法です。

今回の記事では私が取り組んでいる投資信託の下落時の買い増し方法について、実体験を踏まえて解説していきます。

※今回の記事は個別株やリスクの高い投資対象についての記事ではありません

下記にあてはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方に読んでほしい

  • リスクを抑えながら利益を得る方法が知りたい
  • 売却するタイミングはいつが良いのか知りたい
  • 投資信託の積立をずっと続けるべきか知りたい
  • 下落時に買い増しする時の注意点が知りたい

私はこれから述べる方法を実践することで、株価下落時に狼狽売りすることなく、安い金額での買い増しを進める事が出来ました

このブログで理解出来ること

  • リスクを抑えた投資方法を知ることが出来る
  • 買い増しルールの参考例を知ることが出来る
  • 過去にどのような株価の値動きがあったのか知ることが出来る

今回ご紹介する方法は大きな利益を得る方法ではなく、リスクを抑える方法についての解説です。

リスクというと危険というイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、投資におけるリスクというのは価格の上昇と下落の不確実性(振れ幅)の事でもあり、良い悪いと言ったものではありません。

ただし、リスク許容度の定まっていない初心者にとってはこの振れ幅があまりに大きすぎると耐えきれなくなるために、悪いタイミングで売却してしまうなど、投資成績を落としてしまいがちです。

初心者にとってはある程度リスクを抑える必要があると思います。

投資におけるリスク分散の方法として良く言われる方法は以下のようなものです。

  1. 投資する国を分散する(例:アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど)
  2. 投資する対象銘柄を分散する(例:株、債券、不動産、金など)
  3. 投資するタイミング(時期)を分散する(積立投資)

今回ご紹介する方法は上記の内の『❸タイミング(時期)を分散』の方法にアレンジを加えた方法になります。

結論から申し上げますと次の3点です。

  1. 投資信託の価額が一定割合以上に上昇した際には一部を売却して現金を確保しておく
  2. 投資信託の買い時は分からないため毎月定額で積み立て
  3. 株価下落時には定期定額に加えて買い増していく

このようなルールを定める事は、自分の判断に基づき、主体性を持って相場に向き合えるので、感情に左右されずに投資を継続することが出来るようになります。

詳しくは以下をご覧ください。

株式投資を続けていると、いつかは下落相場に当たります。

投資を継続していく上で、下落相場をどのように乗り越えていくのか、普段から意識して投資に取り組む事が大切です。

なぜかと言うと、下落相場では自分の資産額の減少リスクがある反面、その後の上昇に期待出来るチャンスにもなり得るからです。

下落相場の特徴

下落相場とはその言葉通り、株価などが下落していく状態の事です。

株価は一度、下落し始めると、慌てて売却する人や、下落相場で儲ける空売りをする人などが加わり、急激に下がってしまう事が特徴です。

下落相場の怖さはどこまで下がっていくのかが分からない事にあります。

実際にどの程度下がるのかというと、例えば、コロナショックの2020年3月にS&P500に連動するVOOは直近の最高値から30%以上も下落してしまいました。

しかしこの下落の後のチャートを見ると見え方が変わってきます。

コロナショックの後、チャートは上向いていきますので、後から振り返るとこの時が追加投資のチャンスだったと思うのです。

下落相場で陥りやすい失敗

長期投資家に適した簡単な方法は下落相場においても淡々と積立投資を継続する事だと思います。

分かっていても、実際の下落相場では、なかなかこの基本を守る事が難しいのです。

実際に下落している時には、いつ下げ止まるのかが分からない怖さに耐えきれず相場の底で売却してしまいがちだからです。

また、これまで続けてきた積立投資であっても、相場が良くなるまでの間は一旦止めてしまう方もいるかもしれません。

資産額の減少に耐えきれない事ももちろん理由のひとつですが、更に深掘りすると、手元の追加投資資金が不足していることも原因だと思います。

これは、相場が好調な時はついリスクを取りがちだったので、現金の比率が自然と少なくなってしまうためです。

リスクを取る事は時に時に良い結果をもたらす事もありますが、リスクに対してどのようなストーリーで利益に結びつくのかが想像できない内は、大きなリスクを取らない方が良いと思います。

一般的な個人投資家にとって、小さな失敗体験と小さな成功体験を積み重ねて、徐々に株式投資に慣れていく事が市場に居続けるうえで大切です。

投資判断のルール化とリスクコントロールの重要性

では、具体的にどのようにしてリスクをコントロールしていくかについてです。

投資判断において、自分の感情をコントロールすることはなかなか難しいことです。

なぜなら、次のような株式投資の特徴があるためです。

<div class=”concept-box1″><p>

  1. 投資は長い時間を欠けて取り組む活動であり、成果が出るまでに時間がかかる
  2. 株価は自分の思い通りには進まない
  3. 株価は下落が始まるとあっという間に下がるので売り時の判断が難しい

</p></div>

インデックス投資であれば、本来、短期的な株価の上げ下げには捉われなくとも良いのですが、あのタイミングで買っていれば良かった、売っていれば良かったと、つい思ってしまいます(´・ω・)

忙しいサラリーマン投資家にとって難しい判断をなくし、安定して継続出来る投資の方が向いており、そのためには投資のルールを予め設定しておく必要があります

私は、コロナショックなどの経験を経て、リスクを抑えながら投資に取り組める方法を試行錯誤してきました。

現在、実践しているのが投資信託の積立投資に加えて、株価上昇分を定期的に売却することで利益確定をこまめにしていく方法をルール化することです。

相場の下落が始まってからどうするかを考えていては対応が間に合いませんので、事前に現金の準備が大切です。

そのためには相場が好調な時ほど現金比率を意識した資産運用が必要であり、株価が好調な時ほど売却ルールを設定・実践していく事が大切になってきます。

株式投資の上級者であればスポット買いなどで利益を取るのでしょうが、初心者にとっては積立投資を淡々継続とする方が簡単で手間がかからずに再現性の高い方法になると思います。

下落相場に向けた資金管理方法

ここからは下落相場に向けた資金管理方法を事例を踏まえて解説していきます。

相場が下がったタイミングでも追加投資資金を確保しておくために、私は定期定額積み立ての継続に加えて、株式の利益(評価額)が上昇した際には上昇分を売却することで、次の下落相場での追加投資資金を確保するようにしています。

次のグラフは米国の大型株を集めたETFであるVOOの2023年の株価変動のうち、上昇している期間を切り取って、上昇率を合計したものになります。

VOO 2023年のチャートVOO 2023年のチャート
          VOOの2023年の値動き

年初からの上昇率が約20%であるのに対して、理論上、うねりを上手くとって、最安値で買って、最高値で売却した場合、最大で60%のリターンが得られることになります。

よほどの天才でない限りあり得ない想定ですが笑、年率60%で資産を増やすことが出来たらと思うと...これは、夢のある数字ですね🎵

もちろん、理論上の話なので、これだけのリターンを得ることはできないでしょうが、今回紹介している方法であれば、少なからず、株価上昇に伴ってリスクが高まりすぎることは避けられるのではないかと思います。

当たり前の話のようではありますが、世界にあるお金の量は(中央銀行がお金の供給量を増やす金融緩和を除き)基本的には限りがあるため、みんなが上がっていると認識してしまった時にはすでに相場の天井であることがあり、そのようなときにこそ現金を確保しておくべきだと思うようになりました。

【結論】下落相場での具体的な買い増し方法

そこで、私の取っている手法は、投資信託の前日からの上昇分の金額(利益)だけを売却し投資元本を残しておくことで、利益を取りつつ、次の上昇相場に備えた追加投資資金を確保するようにしています。

なお、売却にあたっては、利益が出ていることが前提になり、以下のような手法になります。

  1. 【常時】投資信託の毎月定期定額積立(ドルコスト平均法)を行う
  2. 【株価上昇時】投資信託の利益が●%以上の場合』&『前回の最高値を上回った場合』に前日からの株価上昇分(もしくは上昇(利益)分の●割など)の投資信託を売却し、利益確定。(これにより、資産の内、高まった株式の割合を下げて、現金比率を高めます
  3. 【株価下落時】普段と変わらずひたすら投資信託の毎月定期定額積立を続ける

株価の底値は(少なくとも私には)分かりませんが、過去に買った株が今、利益が出ているかどうかは当たり前ですが分かります

タイミングの分からない買付の時期を分散させて、売却の時期は利益が出ているときに、確実に利益確定を積み重ねていけば、理論的には損するリスクを減らせると思います。

実際には、株価が右肩下がりの下落がずっと続いてしまって上昇しないような銘柄にはこの手法が有効に働かないリスクがありますので、私は長期での成長に期待できる米国インデックスでのみ、この手法を実践していますヽ(‘ ∇‘ )ノ

株価の値上がり・値下がりに感情を揺さぶられないためには、仕組みづくりが大事だと思います。

私は投資のコアとしている米国インデックス投資に対して、このようなルールを定めて実践しています。

小まめに利益確定を行ってしまう分、利益がどれだけ増えたのかを実感しづらくはなりますが、その分、心理的に安定した投資活動が継続できると思います。

何かの参考になれば幸いです(^_-)-☆

本記事は私の経験を述べたものであり、投資推奨ではございませんが、私の経験が何かしら参考になれば幸いです。投資判断はご自身の判断で行ってくださいね。

私が投資信託の積立を行っている証券会社のリンク先を載せておきますね。

SBI証券[旧イー・トレード証券] 株・投資信託ならネット証券のマネックス