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【Vol.3】私の投資成長記~インフラファンドへの投資:安定の分配金と株価の安定性が魅力の投資先~

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投資を始めたばかりの頃は何もしなくとも定期的にお金が入ってくるインカムゲインに興味がある方も多いのではないかと思います。

私も多分に漏れずにその内のひとりであり、配当金などの定期的な収入に興味がありました💰

米国のS&P500指数で年利5%~7%程度が見込まれるといわれる中、高配当で同程度のインカムゲインが得られる投資対象があったら良いなぁと思っていました。

前回ご紹介したソシャレン・クラファン投資もその思いがあって試してみたのですが、結果として撤退することとなったため、代替の投資先としてインフラファンドを選びました。

株式投資では年利5%を超えるような高配当の企業があっても、株価の変動が激しく、とても大きな金額を投じる勇気はありませんでした~゜・_・゜~

投資元本の変動が比較的少なく、年利5%~6%が見込める良いトコ取りの投資先なんてないかなぁと探していたところ、見つけたのが今回ご紹介するインフラファンドでした!!

詳しくは紹介していきますが、2018年頃から少しずつ買い増しし、定期的に安定した分配金がもらえる事と元本変動の少なさに期待して私はインフラファンドへの投資を始めました。

株式会社はたくさんありますが、インフラファンドは東証に上場しているもので5社しかない(2024年4月末時点)ので、私は各社に分散させて、自分の資産額の10%になるように調整し、投資をしています。

インフラファンドとは🌞

インフラファンドは太陽光発電施設などのインフラ施設を投資対象としたファンド(金融商品)です。

不動産を投資対象とするREITに似た仕組みで、REITがオフィスビルやマンションを投資対象として、賃料から分配金を貰えるのに対し、インフラファンドは事業者に発電設備などを貸出し、その賃料から生じる収益等を投資家に分配します。

私はインフラファンドの以下のような特徴に魅力を感じて、投資しようと思いました。

インフラファンドの魅力

インフラファンドの魅力
  • 投資先は原則、稼働後1年以上が経過し、安定的な収益創出が行われている施設に限定
  • 固定価格買取制度(FIT)により安定的な収益が期待できる太陽光発電設備を中心に投資
  • 利益の90%を超える分配を行う場合にファンドに対する法人税が非課税

インフラファンドでは新たに発電設備を取得するための資金を得る際には公募増資を行うことがあります。

公募増資では一般的に、新しく取得した設備の収益が悪い場合に、株価の下落リスクがあります。

インフラファンドでは、投資先が安定的な収益創出が行われている施設に限定されているため、過去実績において、公募増資後の一時的な株価下落はあるものの、長期的には元の水準まで戻ってきており、安定的な株価と分配金が期待できます。

固定価格買取制度(FIT)は発電した電気を一定期間決まった価格で買い取ってくれる制度のことで、コストの高い再生可能エネルギーの導入を支える制度です。

日本のエネルギー自給率を上げて、再生可能エネルギーの普及を目指すために政府が定めた制度です。

太陽光発電設備では一般的に、20年間一定価格で電力会社に買い取ってもらえるため、安定した収益が見込めることは心強いです。

更に、私が投資したいと思った大きな理由が、インフラファンドでは、利益の90%を超える分配を行う場合に法人税が非課税になることです。

企業にとっては非課税となることで税金に要する費用が抑えられるため利益率が上がる一方、個人投資家にとっては安定した分配金が入ってくることが大きな魅力であり、株式投資と比べた際のインフラファンドの優位性ですヽ(^o^)丿

このような要因を背景として、インフラファンド自体も安定した株価(チャート)を保っています。

こちらは、現在上場されているインフラファンドの中で最も上場日が早い「いちごグリーンインフラ投資法人」のチャートです。

チャート 9282(東証REIT)いちごグリーンインフラ投資法人 投資証券/マネックス証券チャート 9282(東証REIT)いちごグリーンインフラ投資法人 投資証券/マネックス証券

いちごグリーンインフラ投資法人に対しては、本来、インカムゲインに期待した投資のため、株価成長には期待していませんでしたが、2017年の上場時の一株あたり4.5万円程度から、上げ下げを繰り返し、現在は7万円程度まで上昇しており、インカムゲインだけでなく、少しずつですが長期的に株価も上昇傾向にあります↗️

余談ですが、この会社の面白いと思ったところは、太陽光発電設備のライブカメラと発電量をリアルタイムで見ることが出来ます🎥

自分の投資した先でしっかりと発電されていることが目に見えると、ちゃんと電気を生み出しているんだなぁと思い、投資のモチベーションと安心感につながりますね🎵

ただし、インフラファンドには以下のような制度上のリスクもあります。

私のインフラファンドに対する懸念点

私のインフラファンドに対する懸念点
  • 固定価格買取制度期間満了後に収益が低下する可能性(売電価格が低下する可能性)
  • 税務上の導管制が20年間で限定されている

専門用語も多くて分かりづらいかと思いますので、解説していきます。

固定価格買取制度はFITと呼ばれていまして、20年間決まった金額で電力会社で買い取ってくれるという制度です。

これをもとに収益を計算しているので、安定した分配金が得られるのがインフラファンドの何よりのメリットだと考えていますが、これが、20年間の期間限定のため、終了後の収益が低下するかもしれないということが懸念されます。

また、一定の要件(導管制要件)を満たす場合、税務上配当等の金額を損金(費用のようなもの)に参入し、法人税を実質的に非課税とする取り扱いが認められています。

この制度のおかげで我々投資家はインフラファンドから安定して高い分配金を得られています。

ただこの制度も約20年に限定されているため、今後の分配金への悪影響が懸念されます。

このような懸念もあり、現在は全力でインフラファンドに臨むわけではなく、少しずつ割合を減らしていきたいと考えています。

いづれにせよ、インフラファンドは国の脱炭素政策の中で推進されてきた政策により、生まれたビジネスモデルのため、制度変更などにより安定性が失われるリスクがあるということは常に頭に入れておきたいと思います。

インフラファンド配当利回りランキング

こちらは2024年4月末時点のインフラファンドの分配金利回りランキングになります。

最近はインフラファンド全体の投資口価格が低迷していることもあり、分配金利回りが上昇し、6%台後半の分配金利回りの銘柄が4銘柄ほどと魅力的な水準になっています。

投資法人 分配金利回り(%)
ジャパン・インフラファンド投資法人 6.97
エネクス・インフラ投資法人 6.95
東京インフラ・エネルギー投資法人 6.96
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 6.65
いちごグリーンインフラ投資法人 5.38

仮に分配金利回りを7%だとして、100万円の投資で年間分配金が税引き前で7万円ほどになります。

これだけあれば一人暮らし程度の年間電気料金を賄えそうです。

インフラファンドへの投資を決めたキッカケ

ここまで、したり顔(?)で解説してきましたが、インフラファンドに投資しようと思ったきっかけは、なにも自分で見つけてきたものではなく、他のブロガーさんのブログ記事を見て、自分の求めていたもの(安定した分配金+株価の安定性)はこれだ!と思ったためです💡

当時、投資信託や株に大きな金額を投資することは、価格の変動がまだ怖かったのですが、他の方のブログ記事を見てインフラファンドへの投資をしてみたいという気持ちになりました。

2018年当時は、インフラファンドも値動きが少し荒い時期があり、一時的に株価がマイナスになることもありましたが、再生可能エネルギーの成長に期待して投資を始め、5年間続けてきた中で安定して分配金を出してもらっているので、投資してきて良かったと今では感じています。

自分の中では、これが現在の高配当株投資スタイルに結びつく原点だったと思っています。

今後の投資戦略

2009年11月から始まった固定価格買取制度(FIT)ですが、20年間約束された固定価格での買取期限が、使用開始の早い設備で2029年から順次終了していきます。

これに伴い、今後の売電価格は下がることが想定されるため、私は今後の新規投資に対しては慎重になっています。

私の場合、すでにインフラファンドに十分な金額の投資を行ってきたので、追加投資は行わずに2025年頃から2028年までにかけて少しずつ売却し、一旦全額売却してしまおうと考えています。

また、インフラファンドは比較的株価が安定しているため、今後株式市場が下落した際には下落した株の追加投資資金確保のために売却を行っていきたいと思います。

インフラファンドに限らず、一定程度のインカムゲインは引き続き得ていきたいと思っているため、代わりの方法としては、J-REITへの投資にシフトしていく予定ですが、また別の記事で解説していきます。

本記事は私の経験を述べたものであり、投資推奨ではございませんが、私の経験が何かしら参考になれば幸いです。投資判断はご自身の判断で行ってくださいね。

インフラファンドへの投資は以下リンク先の証券会社さんからも買付が出来ます。

口座開設のリンク先を貼らせていただきますね。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

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